どうかせめてこの3枚の布越しの温もりを忘れないで。 (ああ僕が誰かの生き方にこうあって欲しいと思ってそれを実行に移すなんて) 手を伸ばせば届く距離にじっと静かにいつも。 シュナ「二人とも真っ赤じゃないか」←何処か含みのある驚き方 ロイド「つい遊びに夢中になっちゃいましてねー…。スザクく〜ん、もう歩ける〜?下ろすよ〜?」←不穏な空気を察した スザク「はい…、ありがとうございます、もうだいじょうぶで」 べしょっ こけた。 「………おはようございます…、もう、あさですか…?」 「んーん、まだ夜中の1時」 「…………」 「お腹の調子はどーお?」 「あ、はい、もう大丈夫で…」 「んー、まだちょっと熱い、かな」 「ロイドさんは、」 「うん?」 「うさぎが好きなんですか?」 「ん〜?どうかなぁ…、うさぎは僕がいないと死んじゃうからねぇ〜」 まだ。だめ。このまま。このまま。ずっと。このまま。 いつか、僕か君が、死ぬとしても。